脱毛サロン

脱毛サロンというのは、脱毛専門のエステティックサロンのことです。

エステティックは、痩身・脱毛・美白…など美容に関する施術のことを言います。施術そのものの他、最近は精神的なゆとりの場としてのリラクゼーションを兼ねているところも多いようですね。脱毛は、体毛を…一般的にムダ毛と言われているものですが、美容や身だしなみの観点で除去することを言います。もちろん、人によって除去したい体毛の場所はそれぞれ異なっていますし、脱毛施術の方法も複数存在しています。そしてサロンは、本来は応接間や談話室、またはフランス語ならば宮廷・貴族の邸宅を舞台とした社交界そのものを指していたのですが、脱毛サロンのサロンは、サービスを提供する店の名前として使用されていると考えて良いと思います。日焼けサロン・ネイルサロン・ヘアサロン…などと同様の使い方ですね。

これらのそれぞれの意味を合わせると、脱毛サロンというのは、やはり脱毛に特化した施術を行っているサロン(エステティックサロン)ということになります。

一般的なエステティックサロンでは、痩身やフェイシャルケア・ボディケア・美白ケア…等と並んで脱毛施術を行っているところも多いのですが、徐々に脱毛専門のエステティックサロンも増え始めました。それは、それだけ脱毛施術を受ける方、または受けたいと考えている女性が多いという現れでもありますよね。様々な施術を扱っているエステティックサロンでの脱毛施術とと、脱毛サロン、どちらが良いか…は一概に言い切ることはできません。ただ、脱毛サロンの場合、脱毛施術しか扱っておらず、かなり脱毛に関して専門的なサロンであるとも言えますので、例えば、脚の脱毛を行うにしても、複数の施術方法が用意されていたり、その人に体毛や肌質にあった施術を見つけてくれたり、万が一、トラブルが起こった場合でも、アフターケアがしっかりされているなど、安心感は高いかもしれませんね(一般的なエステティックサロンでの脱毛施術やサービスがが劣っているというわけではありません)脱毛サロンのなかには、医療機関と提携しているところもあり、施術後にトラブルがあった場合でも、適切な処置をしてくれるところもありますしね。

また、これも一概に言い切ることはできませんが、脱毛施術にかかる費用も安く設定されているところが多いようです。そして、脱毛可能な体毛は、脱毛サロンによって異なるものの、ほとんどのところが全身脱毛を可能としています。部分脱毛の場合は、ワキ・腕・脚・顔・背中・お腹・胸・両足両手の甲や指、ビキニライン(Oライン・Vライン・Iライン)などが挙げられます。患者が、自分が気になっている部分を1つ、または複数選択して施術を受けることもできますし、お得なセットコース(複数の部位の脱毛がセットになっているコースのこと)を扱っている脱毛サロンでは、そういったコースを選ぶことも可能です。期間限定のキャンペーンとして、各部位ごとに選んで施術を行うよりも安い価格で受けられるようになっていることも多いですよ。セットコースは、複数の部位の脱毛を希望している方には、有難く便利なコースです。もし、セットコースだけでは足りない場合は、いっそのこと全身脱毛を選択するのも1つの手です。

脱毛サロンでは、最新技術を用いた脱毛施術を行っているところも多いですが、しかし、どれだけ最新技術を用いても、たった1回の施術で脱毛が完了するわけではりません。脱毛を行う部位によって、または体毛の質によっても異なりますが、3回~5回ほどの施術を受ける必要があり、そうなれば当然、しばらくは脱毛サロンに通うことになります。

永久脱毛とは

永久脱毛とは、簡単に言えば、永久的にムダ毛が生えてこないようする…ということです。ただ、この永久脱毛はそう簡単に行えるものではなく、素人が自宅でのムダ毛処理では実現することはできません。例えば、毛抜きを使って丁寧に1本ずつムダ毛を抜いていったとしても、確かに一時的には、その部分からムダ毛が消えることになりますが、また少しすれば再び生えてきてしまいます。何故ならば、体毛が成長する最も重要な部分である毛母細胞が、毛抜きで抜くだけでは破壊されないためなのです。

体毛は、皮膚の表面から外に出ている部分だけが体毛なのではなく、皮膚の中にも存在しています。体毛の元となるのは毛根ですが、その毛根も当然、皮膚の中にあるんですね。毛根は、皮脂腺・立毛筋…等と繋がっており、この更に奥に毛乳頭という部分が存在します。この毛乳頭の周りには毛母細胞があり、その毛母細胞は毛細毛管と繋がっています。そして、毛細血管は、各細胞へ栄養分を運ぶ役割を担っていますから、毛母細胞へも毛細血管は栄養分を送ることとなり、毛母細胞は栄養分を糧にして体毛を成長させていくのです。つまり、永久脱毛というのは、毛母細胞が破壊されていなければならないのです。

とはいえ、毛母細胞を破壊するのは容易ではなく、脱毛施術を受けても、その施術をした部分から再び体毛が生えてくれば、毛母細胞は破壊されていなかったということになり、当然、永久脱毛に失敗した…ということになります。アメリカの電気脱毛協会では、体毛の再生が20%以下となれば、永久脱毛である…となっていますが、日本でも、脱毛施術を2年~3年行い、その後、半年~1年以上経っても9割ほどの体毛が生えてこなければ、永久脱毛施術に成功であるとしています。100%ではないんですね。それだけ、毛母細胞を完全に破壊するのは難しいということであり、それは医療機関であっても脱毛施術に対して永久保証を明言していないのは、永久脱毛は非常に難しいためなのです。

ちなみに、体毛には毛周期というものがあるため、たった一度の脱毛施術で一気にその部分全てを永久脱毛することはできません。毛周期とは、体毛が生えはじめてから成長し、そして抜け落ちるまでの一連の周期のことです。体毛は、毛母細胞が毛細血管から栄養成分を吸収し、それを元にして毛母細胞が細胞分裂を始めます。細胞分裂では、細胞が成長・角化しながら育っていくのですが、毛穴のことからうろこ状に皮膚の外を目指して伸びていき、毛幹として皮膚の外に出ていきます。普段、私たちが「毛」と言っている部分が毛幹ですね。そして、一定期間が経過すると、毛乳頭は次第に萎縮し、体毛は自然と抜け落ちます。これで、とりあえず一連の毛周期は終了となります。しばらくすると、再び体毛を再生させる成分がホルモンの働きによって毛乳頭へと下がり、また毛母細胞が栄養成分を吸収して細胞分裂を始めて…と繰り返されるんですね。毛乳頭というのは、毛母細胞を活性化させるために必要なものであり、この毛乳頭が毛母細胞に成長の合図を伝達するからこそ、毛母細胞が栄養分をしっかりと吸収し、細胞分裂を行うことができるのです。

毛周期は、大きく成長期・退行期・休止期の3つに分かれているのですが、このうち成長期では、毛母細胞の分裂が始まり、皮膚の中で体毛が成長し始めます。皮膚の表面へ向かって少しずつ伸びてくる時期ですね。この成長期の期間が長ければ長いほど、体毛は長く伸びやすくなりますし、この時期は、毛球の色素量・水分量が3つの期間のなかで最も多いとされています。毛球というのは、毛根の最も底の部分のことで、球状に膨らんでいるため毛球という名称が付いており、体毛の発育のなかで最も重要な役割を担っている部分です。この毛球のなかには毛母細胞が存在しています。

脱毛施術は、この成長期の体毛のみとなっています。退行期は、毛母細胞の活動が止まり、毛細血管からの栄養を吸収することができませんから、当然、細胞分裂がストップします。この退行期では、毛穴と接している毛球との結びつきが徐々に弱くなるため、ブラシで毛髪を梳かしたり、洗髪時などに特に抵抗もなく簡単に抜けてしまいます。そして休止期では、体毛が完全に抜け落ち、次の成長が始まるまで、皮膚の中で休んでいる状態です。休止期の長さは、体毛の場所によって異なりますが、数ヶ月という比較的長い間隔です。この休止期では、皮膚の外に体毛が出ることはありませんし、だからといって皮膚の中で体毛が成長しているわけでもありませんので、脱毛施術をしようにも施術の対象がないわけですから、脱毛施術を行うことはできません。つまり、毛周期のうち、成長期の体毛だけを脱毛するのですから、その時退行期・休止期の体毛は脱毛施術の影響を受けることはありません。休止期が再び成長期になるまで、だいたい2ヶ月~3ヶ月ほどかかりますので、次の脱毛施術を行う場合は、その期間だけ待つ必要があります。

そして、毛母細胞を破壊できる脱毛施術として、ニードル脱毛・レーザー脱毛・光脱毛が挙げられています。もちろん確実に破壊できると言い切れるわけではありませんが、しかし、毛母細胞を破壊するために有効な脱毛施術方法だと言われているのです。